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中村とうようさんの事 [雑感]



音楽評論家の中村とうようさんが自殺されたとの事。

大変個人的ですが、若かりし頃、中高生だった多感な自分は、氏の発行するニューミュージックマガジン(後にミュージックマガジンと改名)という雑誌に大きな影響を受けていました。

主にロックを中心に硬派な批評で知られた雑誌で、今では馴染まないかもしれませんが、毎月の新譜に百点満点の点数をつけていたのです。

今は亡くなってしまった親友と二人、その点数をめぐって口角泡を飛ばして熱く議論しあったものでした。(その彼はあまりに影響を受けすぎて、当時はロック評論家になると宣言していたものです。)

自分の音楽に対する価値観のベースは、あの議論の中で作られたと言っても過言ではないでしょう。

近年の氏の活動は詳しくは存じ上げないのですが、何はともあれ個人的には大変ショックです。

ご冥福をお祈りいたします。

(G)

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最近思うことがありました。 [雑感]

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音楽という趣味は、心と時間にゆとりがあってはじめてできるものなんだという、当たり前の事です。

仕事が忙しかったり、興味のプライオリティが下がったり、ましてや自分や身内に健康の不安があったりしたら、とても音楽どころではないでしょう。

それでも、プロを目指す若者ではないのだから、タイムリミットがあるわけではありません。
(体の衰えとの競争はありますが ^ ^ ; )

時にはギアを落として、スローダウンする事も必要かもしれません。人生山あり谷ありですから、下がることもあれば、上がることもあります。無理をせず、自分のペースで続けていければいいんじゃないでしょうか。

まだまだ先は長い。(はずです... ^ ^ ;; )

(G)
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tamKore ライブ [雑感]

行きつけの居酒屋での最後の忘年会の日、マスターに明日ライブがあるんだけどと誘われ、かみさんを無理やり誘って行ってきました。場所は、マスターご夫婦で経営されている、海浜幕張にあるネパール料理の店「ジャイネパール」。

tamKoreは、PEARLとしての活動でも知られるヴォーカリスト・田村直美さんと、古くは桑名正博のバンドのギタリストだった是方博邦さんのデュオ・ユニット。春頃に、やはりこのジャイネパールでライブを行った際もTockeyさんと観に来たので、今回が二回目です。(今回は残念ながら、急だったためTockeyさんは不参加)

前半は、現在レコーディング中ということで、そのウラ話をたっぷりと。(本人たちいわく、トークショーかと ^ ^ ;)おふたりとも軽妙なMCで場を盛り上げるのがうまいこと。演奏は前回と同じく、完全アンプラグドで始まりました。前回のライブで聞き覚えた曲を中心に、レコーディング中というほやほやの新曲も聞かせていただきました。後半は前回聞けなかったプラグドな音。使い込んだ感じのストラトで、かなりハードなサウンドを聞かせてくれました。(一応ママの顔色を伺ってはいましたが ^ ^ ;)

店内は、コアなファンの方が多いのか満席でした。ちょっと遅れていったら、相席でしたが、逆にステージ正面の間近で観ることができました。PAを通さず直に聞く田村さんの声の伸びやかなこと。それからもちろん、是方さんのギター。前回のライブで彼が弾くオベーションの生音に驚いて、思わずオベーションの購入を決意したほどでした。あいや、もちろんゴンチチがオベーション使いというのが一番の理由ですが。(ゴンチチも是方さんもオベーションのオフィシャルプレイヤーです。って改めて確認しようと思って中尾貿易のページを見たら、輸入代理店がかわってる!これについてはまたの機会に。)

マスターの息子さんもギタリストで、是方さんのレッスンを受けているそうです。なので是方さんがオベーションに張っている弦は何を使っているのかと聞いたところ、なんと、エレキ用のものを使っているとのこと。しかも2弦はチョーキングしやすいように細めのものを張っているらしいです。うーむ、参考にしよう。

この店「ジャイネパール」をタイトルにしてしまった彼らの曲です。


そんなわけで、今年も慌ただしく暮れました。来年はさらに良い年になりますように。
おっと、これから年賀状を作らないと( ^ ^ ;;
(G)
タグ:tamKore
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Original Songs [雑感]

先日の「会場のこと」の記事にコメントいただいたTSUNEさんは、このGackeyの自宅を設計していただいた建築家の方です。当然この家を建てた時からですから、もう十年来のお付き合いをさせていただいています。当時から、世代がほぼ同じというのもあるのでしょう、建築やその他もろもろに関しての価値観がとても近いものがありました。そのためこちらの希望もすぐに理解して下さり、おかげ様で設計段階から家が建ち上がるまで、とても楽しくエキサイティングな経験をさせていただきました。(いろいろと無理なお願いもしましたが、なにしろクライアントになれることは滅多にないものなので ^ ^ ;)

今回のライブのことも真っ先にお知らせしようと思って連絡したところ、なんとTSUNEさんも最近音楽にハマっているとのこと。オリジナル曲を作って打ち込みまでしているというので驚いてしまいました。そのTSUNEさんが、ネット上でオリジナル曲を発表している人たちの動画を集めたYoutubeチャンネルを運営されているということで、教えていただきました。

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「音楽が好き、唄うのが好き--Original Songs」 http://www.youtube.com/user/tsunehide2000


これがまた、皆さんレベルの高いこと高いこと。曲を共作しあったり、歌詞をつけてもらったり、ネット上ではこんな世界が広がっているんだと、目からウロコでした。TSUNEさんによると、やっぱり40代、50代で音楽に戻ってきている人たちがとても多いとのこと。なんか納得すると同時に、ものすごくいい刺激を受けました。オリジナル曲も作ってみたいし、打ち込みを利用してサウンドを厚くすることもいいですね。うーむ、なんかワクワクしてきたぞ( ^o^ )

---Tockeyさんへ業務連絡---
とかなんとかいいながら、今朝風呂に入っていたらなんか曲らしいものができました。(よくあるというか、たぶんどっかで聞いたメロディーだと思いますが ^ ^ ;)構成や編曲を相談させてください。次回合わせる時までにデモと譜面を用意できればいいんですが... 期待しないで待っててください。
(G)
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演る者と聴く者の間には [雑感]

演る者と聴く者の間には2.jpg


最近思うことがありました。音楽を演奏する側と聞く側には、果てしなく深く広い溝があるのではないかと。

先日のこと、馴染みの居酒屋でJAZZのライブがあるというので、Tockeyと二人連れ立って行ってきました。ギターとサックスのデュオという珍しい取り合わせで、二人はスクールの講師を務めているということなのでその生徒さん等の関係者でしょうか、それほど広くない店内はそこそこ満席状態でした。私Gackeyは彼らの演奏を聞きに来るのはこれが二度目で、さすがに講師をされているだけあってしっかりした演奏で、演奏そのものは今回も楽しませてもらいました。

ところがそこにいたのです。前回もいて気になっていたのですが、今回は運の悪いことに、我々から演奏者方向に向かって隣の席でした。誰がって、男女三四人のグループなのですが、これが演奏中であろうがなかろうがお構いなしに、ずっと世間話をしているのです。ひそひそ声なんかではなく、会話の内容がはっきりわかるくらいです。それだけでもこっちとしては演奏に集中できずいらいらしているのに、あまつさえ、そのうちの女性の携帯に着信があり(当然マナーモードなどではない)、演奏中にもかかわらずそのまま携帯で会話をはじめたのです。我々の怒りが頂点に達したのは、たまたま最後の方で彼らの知っているらしい曲を演奏した後に、それまでまったく演奏を聞いていなかったのが嘘のように、「素晴らしい!」「最高!」などと賛辞を送り始めた時です。隣で聞いていた私は思わずテーブルをひっくり . . . 返すことはしませんでしたが、彼らの調子の良さに呆れるばかりでした。それ以来我々の間では「携帯女」と名づけて、彼らのことを記憶の底にしっかりと刻みつけたのでした。

プロもアマチュアも関係ない、聞く側にとっては、その演奏が自分の気にいるかどうかがすべて。気に入ったものには賛辞も贈るが、気に入らなければ関心を持たない。その通りでしょう、正論です。ひどい演奏を擁護するつもりはありません。だけどこれは、人としてどうなんでしょうか。演奏が気に入らなければ、極端な話、居眠りしたり漫画を読んだりしていてくれたほうがまだましです。だけど演奏中に会話をするということは、他にいるであろう、その演奏を楽しみにやって来た人達にとっては、この上ない迷惑行為なのです。もちろん、演奏者やその音楽に対しても大変失礼です。BGMとしての生演奏ならともかく、演奏者だって生身の人間です。CDプレイヤーじゃないんです。最低限、人として相手や周りに失礼のない行為というのは、いい大人ならわかりそうなものだと思うのです。

熱くなってしまいました... 思うに世の中の人間は二種類に分かれると思います。楽器を演奏し人前で披露したことがある人達と、ない人達です。楽器を演奏したことがある人は、その演奏にいたるまで、どれだけの時間と情熱とを費やしたか想像できます。素晴らしい演奏であればあるほど、その裏側にどれだけの努力があったかが見えるのです。だから、そういう人たちは他人の演奏であろうと、無碍な扱いはしません。自分だって同じように聞いて欲しいから、一生懸命聞いてあげようと思うのです。だけど、ええ、わかっています。演奏を聞いてくれるのはそちら側の人種だけではないってことは。でも、それでも...

すみません。そうです、ただの愚痴です。つい先日、我々も遭遇してしまったのです。「携帯女」に。それも団体で。何いってんだ、演奏者なら素晴らしい演奏で、聴衆を会話の中から取り戻してみろ?おっしゃるとおりです。確かに演奏はイマイチだったかもしれません。選曲も曲順も問題があったでしょう。特に私Gackeyは、勧められるままにビールを頂いてしまい、もうボロボロでした。Tockeyのおあいそでいった、「あんまり見つめられると緊張するんで、どうぞご歓談を...」の一言がきっかけではあったでしょう。だけど...


あんなに思いっきりご歓談しなくてもいいじゃないかァァァッ


...大変失礼いたしました。

今回の事で、貴重な教訓を得ました。
・演るなら飲むな、飲んだら演るな。
・敵は身内にあり。
以上二点です。本当にありがとうございました。
(G)
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